商売では、商品であるモノやサービスが、値段が高く、数が多く売れるほど儲かります。

 逆に、値段も下がり、数も売れなければ、経営は厳しくなるでしょう。

 では、値段や、売上は、どうやって決まるのでしょう?

 簡単に言えば、需要と供給の関係で決まります。

 商売が厳しいとは、需要に対して供給過多で、競争が激しいということです。

 建設コンサルタント業界は、市場の半減に対して、供給能力(業者数や従事者数)があまり減少していないことが、現状が厳しい要因です。

 逆に、市場規模の大きさは直接的には関係ありません。

 仮に市場規模が現状のままでも市場縮小が止まれば、やがて供給能力の減少が追いつき、需給バランスが均等し、経営の厳しさは減少するでしょう。

 将来の市場規模だけ見て、業界の未来を悲観する必要はありません。

 問題は、将来市場とともに供給能力がどうなるかを判断することが重要です。

建設コンサルタントの未来は明るい?