プロポーザル方式とは、建設コンサルタント業務の提案入札のことです。

 提案入札の概要というものは、まず、顧客が要求仕様を提示し、それに対し供給業者が提案書(実行の仕様)を提案し、最適な実行の仕様を確定する手続きです。

 顧客が「実行の仕様」を提示し、価格だけで競争する従来の入札に比べて、顧客(発注者)が目標とそのための必要な能力を要求(要求仕様)し、供給業者が最適な達成方法(実行の仕様)を提示することで、各社が独自のノウハウを用いてより高度で最適な、建設コンサルタント業務を可能とします。

 建設コンサルタントの業者選定において、こうした提案入札方式の、プロポーザル方式が多く用いられるようになってきました。

 具体的には、「プロポーザル方式とは、当該業務の内容が技術的に高度なもの又は専門的な技術が要求されるものについて、プロポーザル(技術提案書)の提出を求め、技術的に最適なものを特定する手続」となります。

 評価項目は、会社の評価、技術者評価、実施方針の評価、技術提案評価(指定された特定テーマに対する)などです。(総合評価の場合、+価格)

 プロポーザル方式入札が開始され出したのは、90年代半ば(平成6年)頃からです。

 国土交通省の業務により開始され、当初は、大規模かつ複雑な業務が中心でしたが年々技術提案の適用範囲は広がっており、平成21年においては、建設コンサルタントの入札においても総合評価落札方式の導入が本格的に開始され、プロポーザル方式・総合評価落札方式として運用されています。

会計法上は、第29 条の3 第4 項「契約の性質又は目的が競争を許さない」場合の随意契約に該当します。

プロポーザル方式とは

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