次に、特定段階の評価項目の具体的内訳も見ていきましょう。

プロポーザル方式の評価の内訳は、選定段階と同じように、「原則として設定する項目」と、「必要に応じて設定する項目」に分かれます。

 いずれも、公示の説明書や提案要請書の中には、プロポーザル方式の選定・指名段階の審査基準として詳細が示されます。

特に、特定テーマに関しては、相手の要求事項と評価項目に合致した提案書を作成しないと高評価は、難しいでしょう。

 プロポーザル方式においては、総合評価落札方式の導入により、現方式は、価格による評価は行わないものとなっています。

 ただし、業務規模との整合が著しく取れていない場合、実現性の問題から不特定となります。例えば、予定価格の大幅超過や、低入札などです。

 ヒヤリングについては、ヒヤリング自身は採点せずに、実施方針や特定テーマの評価に含めるものとされています。

  詳細については、以下の表を参考にして下さい。

特定評価表1
特定評価2
特定評価3
特定評価4
特定評価5
特定段階6

出典:

建設コンサルタント業務等における
プロポーザル方式及び総合評価落札方式等
の運用

(平成23 年11月) 

 

※各発注者がガイドラインに基づき独自の運用基準を作成して評価を行うので、実際の運用は発注者ごとに違いがあります。

プロポーザル方式とは


10.プロポーザル方式の評価項目の内訳(特定段階)” に対して1件のコメントがあります。

  1. Mr.Children より:

    あらためて、プロポーザルの目的と意義を確認することが出来ました。近々、プロポーザルで受注した業務の検定を控えており、原点に立ち返った視点でかつ客観的に提案内容と成果の説明が出来そうです。有難う御座います。「初心忘れべからず」
    年を重ねるほど、私にとって大切なバイブルです。
    これからも、このブログを拝見させて頂きますので、無理をせずに長くお付き合いさせて頂きたいと思います。

コメントは受け付けていません。