我が国の技術提案入札としてスタートしたプロポーザル方式も平成6年の施行開始以来、適用範囲を広げながら分化を続け、提案入札としては平成21年にもプロポーザル方式と総合評価落札方式とにわかれました。
現在の技術提案入札の分類は、少しややこしいですが簡単に書けば以下の2つに分けられます。
①プロポーザル方式(総合評価型、技術者評価型)
②総合評価落札方式(標準型、簡易型)
以後ややこしいので、このカテゴリーでは、「①プロポーザル方式(総合評価型、技術者評価型)」のみについて述べます。
「②総合評価落札方式」については、別のカテゴリーで述べます。
この内①プロポーザル方式の適用される業務は、ガイドラインによれば次のものです。
「当該業務の内容が技術的に高度なもの又は専門的な技術が要求される業務であって、提出された技術提案に基づいて、仕様を作成するほうが最も優れた成果を期待できる場合は、プロポーザル方式を選定する。」
参考
出典:「建設コンサルタント業務等におけるプロポーザル方式及び総合評価落札方式の運用ガイドライン(平成21 年3 月)」
プロポーザル方式とは
- 1.プロポーザル方式とは
- 2.プロポーザル方式の意義
- 3.プロポーザル方式の経緯
- 4.プロポーザル方式の適用
- 5.プロポーザル方式の分類
- 6.プロポーザル方式の手順
- 7.プロポーザル方式の評価項目と配点(選定・指名段階)
- 8.プロポーザル方式の評価項目の内訳(選定・指名段階)
- 9.プロポーザル方式の評価項目と配点(特定段階)
- 10.プロポーザル方式の評価項目の内訳(特定段階)
- 11.プロポーザル方式の提案書の評価者とは
- 12.プロポーザル方式の提案内容(評価内容)の担保方法は
- 13.プロポーザル方式の情報公開
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