建設コンサルタント入社した人は、希望の専門分野を聞かれると、橋梁・都市計画・景観・交通などイメージのよい分野を答えることから、あまり深く考えずに、イメージで希望を決めている方が多いと思います。
(弊社別サイト参考記事「建設コンサルタント業界の人材育成の実態」)
まずは、自分の希望する専門分野について、どの程度の思い入れや根拠があるのかよく考えておいて下さい。
どうしても、専門分野への思い入れが強い場合は、入社前に配属先をよく確認してから入社を決めた方がよいでしょう。
普通、入社した場合、配属は希望通りになるとは限りません。希望以外の配属先のケースも多いでしょう。
一旦配属されたからには、数年はその分野について没頭して習熟することを進めます。それぞれの分野に面白みも深みもあります。実務に従事しながら適正と興味を見極めてください。
希望の分野でなくても数年、没頭すれば多くのことが身につき、決して無駄にはなりません。
数年、没頭してみてそれでも、嫌なら転部願いを出して下さい。
転部願いを出す前に、希望の専門分野の勉強を、自己啓発で徹底的にして下さい。
業務で実績を出し、かつ希望の分野の知識があることを認められたら、普通の企業なら人材を失うことは避けて、転部は認められるでしょう。
一番最悪なのは、希望の専門以外に配属になって、ふてくされて業務に中途半端になることです。こうなると技術が身に付かず、貴重な20代を無駄にします。
(次の記事へ「建設コンサルタントは、会社の近所に住むこと」)
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