建設コンサルタント登録業者数は、平成18年がピークで4,214社、平成20年で4042社となっています。
ちなみに、3,076社(h10)→4,214社(h18)とh10年から急増しており、建設市場縮小に逆行して、小さな建設コンサルが増加していったのは大変異様です。
現在は、減少傾向ですが、まだ、4,000社以上あり、大変過当競争の状況になっていることがわかります。
建設コンサルタント協会所属企業では、515(h15)→451社(h20)であり、減少していますが、協会から脱退した企業と、会社を廃業した企業にわかれるでしょう。
ただ、これまで、廃業した建設コンサルタントはそれほど多くありません。
建設コンサルタントは、コストのほとんどが人件費のため、人件費削減やリストラにより、対応しやすく、倒産しにくい業界と言えます。
建設コンサルタントの現状(2010年)
- 1.公共投資の状況と建設コンサルタント市場規模
- 2.建設コンサルタント業者の数
- 3.建設コンサルタントの従事者数
- 4.建設コンサルタントの生産性
- 5.建設コンサルタントの経営状況(収益性)
- 6.建設コンサルタントはつぶれにくい(安全性)
- 7.建設コンサルタントの顧客の内訳
- 8.建設コンサルタントの部門の内訳
- 9.建設コンサルタントの入札契約方式の変化
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