提案書について、評価と採点を行うのは、「建設コンサルタント選定委員会」と呼ばれるものです。

 「建設コンサルタント選定委員会」は、一般に発注者内部で組織されます。

 例えば、自治体などでは、市長や副市長、国土交通省では、事務所長や課長などです。

 選定委員会の評価結果を、総合評価審査委員会の意見聴取と入札契約委員会の承認によって、特定に至ります。

 

建設コンサルタント選定委員会による評価、採点

 発注事務所の職員(所長と課長など複数人)

     ↓

意見聴取:総合評価審査委員会(第3者)

 学識者など

     ↓

承認:入札契約委員会

     ↓

特定・契約

  

コラム:評価の中立性について

プロポーザル方式の評価の中立性確保ために、第3者の意見聴取や、評価結果の公表などの対策は取られています。しかし、あくまで評価者は発注側の人間であり、主観や恣意性を完全に排除することは難しいことは念頭に置くべきです。

 よって、建設コンサルタントにとって、発注者との良好な関係の維持は重要になります。

 もちろん、政治家やOBを使ってネゴをするということは、許されるものではありません。業務できちんと成果を出し、またアフターフォローの充実など顧客の満足度を向上する経営姿勢が重要になってきます。

プロポーザル方式とは

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