商売では、商品であるモノやサービスが、値段が高く、数が多く売れるほど儲かります。
逆に、値段も下がり、数も売れなければ、経営は厳しくなるでしょう。
では、値段や、売上は、どうやって決まるのでしょう?
簡単に言えば、需要と供給の関係で決まります。
商売が厳しいとは、需要に対して供給過多で、競争が激しいということです。
建設コンサルタント業界は、市場の半減に対して、供給能力(業者数や従事者数)があまり減少していないことが、現状が厳しい要因です。
逆に、市場規模の大きさは直接的には関係ありません。
仮に市場規模が現状のままでも市場縮小が止まれば、やがて供給能力の減少が追いつき、需給バランスが均等し、経営の厳しさは減少するでしょう。
将来の市場規模だけ見て、業界の未来を悲観する必要はありません。
問題は、将来市場とともに供給能力がどうなるかを判断することが重要です。
建設コンサルタントの未来は明るい?
- 1.建設コンサルタントの未来は明るいか
- 2.過当競争の建設コンサルタント業界の現状
- 3.建設コンサルタント経営の厳しさは何で決まるか
- 4.建設コンサルタント業界の需給均等シナリオ
- 5.建設コンサルタント従事者は今後激減していく
- 6.まとめ 建設コンサルタントの明るい未来に備えて
「建設コンサルについて考える」新着記事
社会構造は法制度によって作られるという話
2024年8月21日
日本と欧米の法制度の成り立ちの根本的な違い
2024年8月20日
欧米の公共事業では、革新的調達(デザインビルドやPPP)は実はレアケース
2024年8月20日
公共調達制度コラムのはじめに
2024年8月20日