4.将来の社会資本投資規模はどうなるか
90年代50兆円近くあった公共建設投資も、現在は20兆円を割り込むまでに減少しました。将来はどうなるのか、将来の社会資本投資規模の大きな流れについて、ここで考察してみます。 ①人口要因 社会資本は、国民のためにある以上 […]
5.社会資本投資の中身のどのように変化するのか
人口や経済状況から考えて、インフラ需要が激減することはなく、将来も社会資本投資が底堅く推移する可能性が高いことは、前項までで理解できたと思います。 建設コンサルタントの将来を考える上で、もう一つ考慮しなければならない […]
6.建設コンサルタント業務の発注主体の将来
建設コンサルタント白書21年を見ると、協会所属企業の受注の内訳は、40%が国関連(旧公団、財団、社団等含む)、地方自治体が38%となっています。 今後の発注主体は、どうなっていくのでしょうか考察してみましょう。 社会 […]
7.今後の建設コンサルタントの成長分野は?
前項までに、大きな流れとして、維持更新需要の増大、地方分権の流れを挙げましたが、今後も、社会資本投資は底堅いものがあるとしても、建設コンサルタント業務の分野については、衰退する分野もあるでしょう。 今後の建設コンサルタ […]
1.プロポーザル方式とは
プロポーザル方式とは、建設コンサルタント業務の提案入札のことです。 提案入札の概要というものは、まず、顧客が要求仕様を提示し、それに対し供給業者が提案書(実行の仕様)を提案し、最適な実行の仕様を確定する手続きです。 […]
2.プロポーザル方式の意義
プロポーザル方式導入以前は、指名競争入札による価格競争が一般的でした。 現在でも小規模業務、自治体の業務では指名競争入札が一般的です。基本的には最低価格の業者が落札する方式です。 建設プロジェクトの総コストの内、調査 […]
3.プロポーザル方式の経緯
プロポーザル方式の開始~現在までの経緯を以下に簡単にまとめてみました。 ①平成6年:プロポーザル方式の開始 当初は大規模で複雑な業務中心 「プロポーザル方式に基づく建設コンサルタント等の特定手続について(平成6 年6 […]
4.プロポーザル方式の適用
我が国の技術提案入札としてスタートしたプロポーザル方式も平成6年の施行開始以来、適用範囲を広げながら分化を続け、提案入札としては平成21年にもプロポーザル方式と総合評価落札方式とにわかれました。 現在の技術提案入札の分 […]
5.プロポーザル方式の分類
(1)評価方法による分類 プロポーザル方式は、「総合評価型プロポーザル方式」と「技術者評価型プロポーザル方式」の2 つに分類されます。 「総合評価型プロポーザル方式」は、技術提案の内容と、企業や技術者の能力を総合的に評価 […]
6.プロポーザル方式の手順
プロポーザル方式の選定手順は、公示→参加表明提出→選定・提案要請書送付→技術提案書の提出→ヒヤリング→提案の特定・契約 となります。 (下図参照) 提案要請書送付→技術提案書の提出までが短い場合は、提案作成者は結 […]
7.プロポーザル方式の評価項目と配点(選定・指名段階)
プロポーザル方式は、選定・指名段階における審査があり、この事前審査により入札参加者を3~5社以上に絞り込みます。 その評価項目は、以下のものです。 ①参加表明者(企業)の「資格・実績等」「成績・表彰」 ②予定技術者の「資 […]
8.プロポーザル方式の評価項目の内訳(選定・指名段階)
次に、選定・指名段階の評価項目の具体的内訳を見ていきましょう。 プロポーザル方式の評価の内訳は、「原則として設定する項目」と、「必要に応じて設定する項目」に分かれます。 いずれも、公示の説明書の中には、プロポーザル方式 […]
9.プロポーザル方式の評価項目と配点(特定段階)
プロポーザル方式の特定段階における評価項目ですが、指名・選定段階の事前審査と違い、「参加表明者(企業)」評価」はありません。 評価項目は、「総合評価型」、「技術者評価型」により多少ことなりますが、以下のものです。 ① […]
10.プロポーザル方式の評価項目の内訳(特定段階)
次に、特定段階の評価項目の具体的内訳も見ていきましょう。 プロポーザル方式の評価の内訳は、選定段階と同じように、「原則として設定する項目」と、「必要に応じて設定する項目」に分かれます。 いずれも、公示の説明書や提案要請 […]
11.プロポーザル方式の提案書の評価者とは
提案書について、評価と採点を行うのは、「建設コンサルタント選定委員会」と呼ばれるものです。 「建設コンサルタント選定委員会」は、一般に発注者内部で組織されます。 例えば、自治体などでは、市長や副市長、国土交通省では […]