5.建設コンサルタントのコスト構造の特徴
これまで、市場・顧客、競合、商品という大枠(3Cと呼ばれるフレームワーク)で建設コンサルタントの経営環境の特徴を整理してきました。 これから、企業の内部的な構造の特徴を整理していきます。 まず、建設コンサル […]
6.建設コンサルタントの組織構造の特徴
建設コンサルタント会社の組織構造は、ライン&スタッフという組織構造をとっているところがほとんどになります。 具体的には、ライン部門は、専門分野別に道路部、河川部といった専門分野別に部が形成されます。社員数が多いコンサルタ […]
7.建設コンサルタントの人材の特徴
建設コンサルタントの人材の特徴は、なんといっても工学部出身者の比率が高いことでしょう。特に土木関連の工学分野出身者が大部分を占めています。 文系分野の出身者は、営業、経理、総務などに少数居るのみとなります。 また、い […]
8.建設コンサルタント業界の財務・資本の特徴
建設コンサルタントは、財務構造的には、自己資本比率が高く安全性が高い業界です。 ※参考:h20年 建設コンサルタント協会会員企業平均:自己資本比率:自己資本/総資本:54% 流動比率:流動資産/流動負債:185.1% 固 […]
9.建設コンサルタントの新事業展開・技術開発の状況
建設コンサルタント業界は、最大手でも従業員1000人強、売上も300億円くらいであり、純粋な研究開発予算は少ないのが現実です。 本来は、既存事業の収益を、新事業に投資し次の収益源を探し、育成していくことが永久継続を前提と […]
建設コンサルタントと非公式組織
組織には公式組織と非公式組織があると言われています。 公式組織というのは、会社であれば、役職、部署などにより区分するもので、人の役割分担や指示命令系統を表すものです。 非公式組織というのは、公式組織とは別に自然に生じてく […]
1.建設コンサルタントの未来は明るいか
「建設コンサルタントの将来」において、建設コンサルタントを取り巻く大きな時代の流れを整理しましたので、基本的な傾向は理解が深まったと思います。 将来市場だけみると、人口や、社会状況の変化を見る限り、バラ色の未来を描け […]
2.過当競争の建設コンサルタント業界の現状
公共建設投資額は、90年代をピークとして、現在は半分に減少しています。 公共建設投資が半減に対して、建設コンサルタント協会会員の受けた影響を下に整理してみます。 平成10年 平成19年 減少比率(%) 協会会員企 […]
3.建設コンサルタント経営の厳しさは何で決まるか
商売では、商品であるモノやサービスが、値段が高く、数が多く売れるほど儲かります。 逆に、値段も下がり、数も売れなければ、経営は厳しくなるでしょう。 では、値段や、売上は、どうやって決まるのでしょう? 簡単に言えば […]
4.建設コンサルタント業界の需給均等シナリオ
建設コンサルタント業界の厳しい状況は、供給過多が解消し需給バランスが安定するまで続きます。 需要というのは景気や社会状況により増えるか減るか常に変動していきますが、供給力は、需要の変動に数年遅れて追随して変動します。 […]
5.建設コンサルタント従事者は今後激減していく
建設コンサルタント需要の供給能力の推移を考える上で、今後業界の従事者数がどのように推移するのか考察してみます。 (こちらの記事も参考にどうぞ。「これからの建設コンサルタントは60代社員をどう活用するかで決まる」(弊社別 […]
6.まとめ 建設コンサルタントの明るい未来に備えて
建設コンサルタントのサービス供給力は、今後、従事者数の激減により低下し、長期的には需給バランスは改善していきます。 (こちらの記事も参考にどうぞ「建設コンサルタントでも進む、働き方の多様化」※弊社別サイトへ移動します) […]
1.建設コンサルタント業界の将来を見据えること
建設コンサルタント業界においては、将来について、悲観的なものが多いようです。 経営に関わる人間として、一番よくないことは、経営状況がよくないことを、景気や市場、政治など外部環境のせいにしていることです。 (こちら […]
2.建設コンサルタントの将来市場規模はどうやって決まるのか
建設コンサルタント業界の将来市場規模はどうやって決まるのでしょうか? (こちらの記事も参考にどうぞ。「将来的な建設投資規模はどうやって決まるのか」※弊社別ブログへ移ります) 建設コンサルタントは、公共機関を顧客として […]
3.社会資本投資規模はどう決まるのか
前項で、建設コンサルタントの将来市場規模は、将来の社会資本投資額の5%程度となると考察しました。 では、将来の社会資本投資額がどのように決まるのか考えてみましょう。 社会資本は、国民の安全と生活、経済活動を維持するた […]