自己投資で実際に投入する資源というのは、個人の時間と、お金(書籍やセミナー等)となります。
キャリア開発において、自己学習の部分で多くの人がつまずきますが、その理由として、最も多いのは、「忙しい」、「時間がないから」というものです。
(こちらの記事も参考にどうぞ。「キャリア開発はなぜ挫折しやすいのか」)
書籍代等は大した金額にはなりません、やはり勉強時間確保(時間的投資)が自己投資のほとんどを占め、また、その確保が難しいのです。
キャリア開発、能力開発というのは、長期戦です。
10年、20年といった長期目標を設定し、達成のための各段階到達点(マイルストーン)を決め、それを5年(中期)と1年(短期)ごと計画を立てながら、コツコツと行う必要がありあます。
継続の力というのは、本当に馬鹿にできないものがあります。
自己学習への時間投資で考えると、仮に、一日1時間を勉強に充てることができれば、年365時間、20年で7,300時間を自己投資に充てたことになります。
7,300時間というのは、3年間以上の労働時間に相当しますが、それほどの時間を自主学習等の自己投資に充てたとすれば、40代前半には、自己投資をしない人と、絶対にひっくり返せないような大きな実力差が生じていることになります。
40代前半は建設コンサルタント業界では、若手です。まだまだ、いろいろ挑戦できる年齢ですので、いい方に転がれば楽しい人生を送ることができるでしょう。
しかし、多くの人は、長期的な取り組みは挫折してしまいます。
大体がモチベーションのある時に、短期的に猛烈に頑張って、それで無理だと諦めてしまう事例が多いと思います。
一日の学習時間は、わずかな時間でもよいのです。目標を決めて継続的な努力を続けることが重要であることがよく理解できると思います。
(こちらの記事も参考にどうぞ。「やらない理由を探す人々の研究」)弊社別サイトへ移ります
建設コンサルタントのキャリア開発
- キャリア開発とは価値を生み出す能力を身につけること
- 他人に頼らず自分で考えて行動することの重要性
- 建設コンサルタント業界は自主学習を軽視しすぎ
- キャリア目標を持つことの重要性
- 周りの人間の価値観に流されないこと
- キャリア開発はなぜ挫折しやすいのか
- キャリア目標は表に出さない方がよい
- 時間的投資の重要性(塵も積もれば山となる)
- 「努力とは苦しむことと同じではない」ということ
- キャリアプランの立て方 10年後を見据えよう
- 建設コンサルタントの理想的な 最初のキャリアプランの例
- キャリア目標を設定する上で注意すべきこと
- 費用と投資の違い 概念について理解しよう